House-H上棟、House-F現場
こんにちは。
acaaの丸伊です。
ブログを書くネタが溜まってきてしまっているので、
早速、2つの物件の工事の進捗についてお届けいたします!
一つは、House-H。
千葉の敷地で、2世帯の4人ご家族のお住まいです。
年明けから基礎工事を着工いたしまして、昨日無事に上棟となりました。
このお家もある意味旗竿地というのでしょうか。。
道路から入って少し奥に建物が建つ広い敷地がございます。
道路側からみるとこんな感じでちらっと見えてきます。
手前のアプローチには駐車スペースとデッキのあるお庭になります。
岸本が設計をご提案するときに何度も言葉に出てきていた、
「ポケットパーク」。
ポケットパークのように少し公の雰囲気もありつつ、ふらっと立ち寄りたくなる、そんなお庭を目指しております。
植栽工事はまだまだ先ですが、
お家に入るまでのこのリーチを上手く活かして、
心地よいお庭をつくることができれば良いなと思っております。
反対側からみると、、、
こんな感じ。
これからはしばらく大工さんが常駐で入ってくださって、
諸々大工工事を進めてくださいます。
また進捗がありましたらブログを更新できればと思います!
もう一軒は、もうすぐ竣工のHouse-F。
無事に検査も終え、いよいよ終盤です。
外観はどんっと構えのあるお家です。
こうしてブログを書いていると外壁が焼杉のお家はやはり多いですね。
こちらのお家も焼杉の外観です。これは提案当初からのイメージ。
こちらも2世帯で3人ご家族のお家です。
竣工レポートでじっくり書きたいと思いますが、
こんな空間や、、、
こんなキッチン、、、
こんな畳のスペースも。
濃紺の空間と白い空間の対比があり、
お家の中で様々な雰囲気の居場所があるお家です。
簡単な現場レポートになってしまいましたが、以上で終わります!
acaa丸伊
あけましておめでとうございます! House-Tお引渡し
あけましておめでとうございます!!
acaaの坂井です。
新年、第1回目の記事は、年末にお引渡しを終えたHouse-Tの竣工レポートをお贈りします!
外観は切妻屋根のシンプルな形で、外壁には焼杉を使用しています。
焼杉は関東ではあまり見かけない素材かもしれませんが、
関西地方では昔からよく使われている素材なので、
関西の方は馴染み深い方も多いのではないでしょうか。
焼杉にも色々と種類がありまして、表面の炭を欠き落とした状態の”欠き落とし”や、
今回使った表面の炭をそのまま残した”素焼き”などがあります。
”素焼き”のものは、表面が炭で覆われているので色は真っ黒ではありますが、
表面にモコモコとした鱗のような柔らかいテクスチャーがあり、
サイディングなどの新建材の黒とは違い、違和感なく周囲の風景に馴染みます。
今では、耐久性や耐候性を上げる機能的な外壁用塗料が様々ありますが、
そのような塗料がない時代に、先人たちが杉の表面を炭化させることによって、
天然の木に耐久性や耐候性を持たせたのが始まりです。
acaaでは外壁によく木を使用しますが、そのままでは紫外線によって退色したり、
環境によっては虫食いや腐食してしまうので、外壁用の塗料を塗ることがほとんどです。
ですが、焼杉の場合はそのような塗装をする必要がないので、
実はお財布にも優しい素材なのです♪
正面のガラスは”LOW-E”ガラスという、ガラス面を金属コーティングすることによって、遮熱性や断熱性を高めたガラスを使用しております。
面積が大きい窓には、そこから冬は冷気、夏は熱線が入り込むので、
この様な特殊なガラスを使用することがあります。
写真ではわかりにくいですが、
LOW-Eガラスにはgreenやblue、silverなど色付きのカラーバリエーションがありますので、
いろんな色を織り交ぜて、ステンドグラスのように遊んでみました。
内部はこのような、大屋根に覆われたスキップフローのワンルームになっています。
連続してアーチ壁がありますが、こちらは実は耐力壁になっています。
耐力壁とは、地震や台風などの力がかかったときに、そのような外的な力を負担してくれる壁のことです。
このアーチは単なるデザインではなく、このような機能的な意味も実は隠されています。
アーチ壁の間には棚を設けて壁面収納になっていたり、
カウンターで勉強するスペースがあったり、TVが掛けられAV置き場などになっています。
普通のおうちでは、壁によって区切られて部屋や居場所を構成していますが、
このおうちはアーチ壁と床の段差によって、空間を仕切る構成になっています。
床の段差もそれぞれの居心地に大きな影響を与えていて、
空間はワンルームですが段差があることによって、
見え隠れが生じたり、見上げたり見下げたりする関係が生まれ、
程よく空間を分節しています。
いわゆるnLDK住宅だと、部屋に閉じこもるか同じ部屋に一緒にいるかの選択肢しかありませんが、
住宅がこのような構成ですと、なんとなくあの辺で子供が遊んでいるなーとか、
お客さんが来ているから静かにしなくちゃとか、
お互いを思いやりならがら、それぞれの時間を、家族が一緒に過ごせるのではないでしょうか。
キッチン家具は空間に合わせて、acaaが図面を引き、
収納物などをお客さんに確認しながら、住宅ごとにデザインします。
今回はお客様のご要望で、業務用のコンロを採用しました。
卓上タイプですが、カウンターに違和感なく収まるように設計しました。
通常のガスコンロとは違い火力があるので、おいしい中華料理ができそうです♪
正面はターコイズブルーのタイルを張りました。
汚れにも強く、毎日立つキッチンですから気分も上がるように↑↑、
このような場所にはポイントでカラフルなタイルをよく使用します。
つづきまして、水回りです。
浴槽はacaaではおなじみの高野槙です。
すごーく香りがよく、肌触りも最高で温泉気分が味わえます。
お手入れも特別なことはないので、かなり高確率で採用されるお風呂です。
洗面室は今回お客様より「テラコッタ」色の内装にしたいと、
ご要望をいただきましたので、珪藻土をご提案させていただきました。
ビニールクロスや塗装も検討したのですが、妙な柄が入っていたり、
やけに艶っぽい印象になりそうだったので、テクスチャーのある珪藻土をご提案させて頂きました。
素材選びは色も重要ですが、テクスチャー(素材感)もとても重要視していますので、
必ず現物サンプルを取り寄せ、お客様にも確認していただき、決定するようにしています。
珪藻土は、調湿性や消臭効果などの機能も備えていますので、特に水回りにはおすすめです。
工事中に新型コロナが流行した影響で、こちらもお客様よりご要望を頂きまして、
玄関ポーチに手洗いを設けました。
家に入る前に手洗いができるので、感染対策としてはバッチリではないでしょうか。
以上、お引渡しレポートでした!!
今回は群馬からご依頼をいただきました。
このような機会を頂いたことに、心より感謝申し上げます。
acaaでは、全国どこでも遠方からのお仕事も承っておりますので、
お気軽にお問合せ下さい!
では、今年もどうぞよろしくお願い致します。
House-A引き渡し
こんばんは。
acaaの丸伊です。
凄まじい勢いで時が過ぎてしまっています。。。
夏に引渡し致しましたHouse-Aのことをずっと書けていないなぁと、頭に引っかかっており…
遅くなりましたが、竣工レポートを書きたいと思います。
House-Aは
昨年の縮景の杜に続き、とてもコンパクトなお一人暮らしのお住まい。
外観は造成地の上に建つ、シンプルな矩形のお家。
焼杉の外壁が目を惹きます。
屋根は陸屋根ですが、焼杉を保護するために、少し庇を出しています。
先日、後施工としておりました、植栽工事を終えてきました。
木を植えるのは、やはり真夏には難しく、少し寂しいですが時期をお待ちいただいて、植えています。
樹種によっても、冬場11月~1月植えるのが良かったり、春の3月、4月に植えるのが良かったりと、枯れてしまわないように造園屋さんのアドバイスの元植える時期は決めています。
お一人暮らしのお家はそれぞれの部屋を仕切る必要もなく、一体的につくることができますし、一つ一つの場が小さいので、少しチャレンジングなプランになる傾向にあると思います。
このお家もある意味スキップフロア…といってよいでしょうか。
矩形の箱の中を斜めに壁が入り、平面的に大きく2つの空間に分かれています。
それを強調するように内壁の仕上げのビニルクロスを白を紺で色分けしたので、2つの空間は全くことなる趣です。
玄関扉を開けてすぐの白い空間は、階段上には畳を敷いたくつろげる空間。
振り返って…
階段を一番下まで下ると、居間のようなソファやTVを置いていただく少し広めの空間が開けます。
そして、この奥にはキッチンが!
また振り返ると…
こんな感じ。
普段はこの場でTVや映画をみたり、ご飯を食べたり。。。
ちょっとごろっとしたいときは先ほどの畳の間で、寝っ転がるのもいいですね。
キッチンは、とにかくコンパクトで使いやすく!
acaaでよくやる手法の満載です。
目線高さの棚と、その下の何でも引っ掛けられるポール。
シンクは製作品で、洗剤用のポケットも作っています。
今回、ガスコンロはグリルなしということで、ハーマンの「ネロ」という商品を使用しました。とてもスッキリしていてお勧めです!
全部オープンな棚になっているのは、一番はコストを優先したのが理由。
(建具や引き出しを造るのにもお金がかかるので…)
ですが、オープンにすることで、どこに何が入っているのか分かりやすいですし、すぐに取り出せる、そういうメリットもあると思います。
カゴを上手く使って引き出しのように使っている方もいらっしゃいますよ。
キッチンを振り返ると、トイレもあります。
階段下を利用したこれまたコンパクトなトイレです。
少し戻って…
ちらっと見えていた紺色の空間へ。
こちら側は、上をのぼると書斎スペース。
降りると寝室です。
右側の壁面にクローゼットや棚を設けていますが、
壁一面なので、たっぷり収納できます。
その寝室の奥には…
洗面室と
浴室があります。
今回、お一人ということもあり、浴槽はいらないということで、少し大きめのシャワールームになっています。(将来一応、浴槽も置けるようにしてます。)
大きな窓がついて自然光もはいってくるので、朝風呂なんかは気持ちいいのでは。。?
夜は
こんな感じ。
浴室を通って窓越しに見える物干し場に、洗濯物を干します。
大まかなお部屋はこんなところですが、
実はこのお家は床下収納もあるのです!
一見、、どこに??と思われるかと思いますが、
ヒントは大階段の踊り場部分。
その下に空間があるので、そこを床下収納にしています。
いざという時に助かる収納。
写真を撮っていなかったので、お見せできなくてすみません。。。
そして実はこの洗面室とキッチンは床下収納で繋がっているので、下を通っても行き来できます。
なので、一見わかりにくいですが、ぐるぐるとめぐれるお家なのです。
子供がきたらかくれんぼしたくなっちゃうような…
段差はたくさんありますが、
それがこのお家の楽しい部分でもあるので、
その上り下りを楽しみながら、いろんな場所を選択して暮らしていただけていれば嬉しいです。
設計を少しお待ちいただいての、やっとの竣工でした。
ご依頼ありがとうございました。
最後に、ポストも!
(木が植わって、障子に木の陰がうつるようになりました!この影もいいですよね)
以上、House-Aの竣工レポートでした!
acaa丸伊
House-A 現場進行中
こんにちは。
acaaの丸伊です。
緊急事態宣言が出て以降、久しぶりのブログです。
基本的に在宅勤務となってから、様々上手くいかない面もあり、試行錯誤をしてきましたが、続くにつれてこのような体制にも慣れてきました。
お仕事が変わらずにあるということは、とてもありがたいことだなと実感しております。
さて、図面やその他の作業は自宅で行っておりますが、進行中の現場は変わらずに、動いておりまして、House-Aの工事は大工工事の終盤になりました。
外壁が貼られて、
全貌が見えましたね。
今回、外壁は焼杉を使用しております。
焼杉は、木仕上げの中でも塗装等が必要ないため、比較的安価に仕上げることが可能です。
ぽろぽろと黒いカーボンの部分が日が経つにつれて、落ちてくるので、数年後にはグレーの外壁に変化してきます。
その変化も楽しめるといいですね。最近はこの焼杉を選択される方が多いです。
ただ、貼っていく際にもカーボンが手や服、工具にたくさんつくので、大工さんにとっては少し厄介な仕上げかもしれません。
内部はこのように幅の広い階段で空間を分節しております。
この写真の一番下の部分が居間的なメインの空間です。
その横には、
とてもコンパクトにキッチンを配置しています。
階段上は、
畳が敷かれるゆったりとしたスペース。
もう一方には、書斎スペースもございます。
中心に隔てている斜めの壁には小窓があるため、
下を覗くことも出来ます。
これは先ほどの居間的なメインスペースですね。
大工工事が終わりましたら、仕上げ工事に移行していきます。
今回はビニルクロスを使用しますが、
白と紺で色に変化を大きくつけるので、壁を隔ててガラッとイメージの異なる空間ができる予定です。お楽しみに。
では、今回は以上で現場レポート終わりです。
他にも、続々と上棟をむかえております。
またご報告いたします!
acaa丸伊
acaaからのお知らせ (新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた対応について)
新型コロナウィルス感染拡大防止のための外出自粛要請に伴い、
弊社と致しましては、明日4月8日(水)から当面の間、営業時間の変更、
ならびにテレワークの実施を行うこととなりましたので、お知らせ致します。
営業時間につきましては、
月曜日は10:30~19:00まで、
火曜~金曜日は、スタッフ全員が自宅でのテレワークとなります。
メールでのお問い合わせは、常時対応致しますので、
新規ご面談等お考えの方は
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もしくは
岸本のメールアドレス
までご連絡ください。
また、現在進行中のプロジェクトの打ち合わせ関するお問い合わせは、各担当者までご連絡ください。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
acaa丸伊
House-A 現場進行中
こんにちは。
acaaの丸伊です。
House-Aが上棟を終えましたので、
久々の現場レポートです。
全貌はまだわかりにくいのですが、
1階は少し地下にもぐった半地下になっています。
ここに、水回り・キッチン、リビング的なスペース、寝室と生活の中心が出来ます。
上に上がって…2階はほとんどないのですが、
天井の低い、畳のスペースと書斎スペースが出来る予定です。
(足場があるので床が広く見えますね。)
このお家の特徴は、
真ん中の斜めに通った壁です。
模型が分かりやすいので、模型写真を…
矩形の箱を斜めに分断し、幅の広い階段で上下にも空間を分けることで、四方の角にそれぞれ、居場所を構築しています。
一つ一つのスペースはとてもコンパクトですが、
空間自体は一体的につながっているので、閉塞感はありません。
今は足場がありますが、一番高いところで天井高さ4.5m程あるので、
コンパクトながら、とても贅沢な広がりを感じられると思います。
また現場が進みましたらご報告いたします!
acaa丸伊