あけましておめでとうございます&House-K竣工レポート

2025年、あけましておめでとうございます!

本年もacaaを皆様どうぞよろしくお願い致します。

 

お久しぶりの投稿になる坂井です。

2024年は色々と新しいお仕事を頂き、挑戦の年でした。

 

コロナ禍が明け、日本のインバウンド需要が高まっている昨今、

弊社でも、インバウンド向けのホテルのデザイン監修が、

只今、都内で2件程進んでおります。

 

インバウンド向けホテルにおけるマーケティングや、

民泊事情、さらには「Not a Hotel」等の新たなビジネスなど、

周辺の情報を知るよい機会となり、

また、いつもとは違うご関係者様とのチームワーク作業で、

とても刺激的な時間を過ごさせて頂きました。

 

弊社では以前から、3D CADを導入しており、

今回のようなデザイン監修の場においても、

協力会社様との強力な共有ツールとして、力を発揮しています。

 

ホテルの販促のためのCGパースやムービー等も、

新しい専用のソフトを導入して、作成に取り組んでいます。

 

そのために、事務所にはハイスぺパソコンがずらり!

NVIDIA万歳\(^^)/ もう少し安くなりませんか\(^^)/

 

昔は、模型を夜な夜な作っておりましたが、時代はDX!

時流に乗って、新しいテクノロジーと共に、

新しいお仕事に日々挑戦していきたい所存でございます!

 

さて、ここからは私が担当しておりましたHouse-Kの竣工レポートと参りたいと思います!

まずはアプローチから。

 

玄関扉の手前に、木製の格子戸をセキュリティーも兼ねて製作しております。

木製の引き戸はかなり重量があり、今回は防犯ガラスも間に挟んでいますので、

レールは重量タイプのハンガー式でソフトクローズタイプを選定しました。

これで、開け閉めも安全に、快適に。

 

こちらは夕景。

 

格子の木製引戸は、こちらでディテール図面を引いて、

建具屋さんに製作頂いた、100%オリジナルです。

手を掛ける場所は塗装が剝がれやすいので、

目立たないように黒のアルミチャンネルを仕込んでいたり、

お施主様の希望であるカエルのアイアンアートを取り付けるために、

作品のサイズに合わせて、引き戸の横桟の位置を調整したり、

格子をそこだけ切り抜いたりと、細かな調整をしております。

 

玄関の前には、建築の基礎の延長で作ったベンチがあります。

玄関の鍵を開ける際に、荷物を一時的に置けたりします。

ベンチはコンクリートですが、角を丸くして、座っても痛くない配慮をしています。

 

中庭

こちらは中庭です。

弊社ではよく採用する手法ですが、基礎工事で出た残土を利用して、

庭に築山を作り、自ら地形を作っています。

 

中庭の丘を登った先には縁側があり、さらに向こう側に子供部屋があります。

玄関を通らず、子供部屋に行けるショートカットルートがあるのは、

子供心には、ぐっときそうです。

 

私の子供時代にも、近所に縁側のあるおうちがあり、

そこは大人の知らぬ間に自由に遊びに出入りでき、遊びに行きやすかったので、

こういったことは、以外に子供の心理的に重要だったりするのではと思うことがあります。

現代のnLDKのおうちでは、難しいですが。

 

中庭からリビング・キッチンを見る

左側の階段を昇れば中庭からキッチンへ。

さらに階段を上ると2Fテラス→一番奥の部屋にもつながっており、

らせん状につながるスキップフロア構成になっています。

 

この2Fテラスへアプローチする階段はお施主様のご提案で、

最初のプレゼンテーション時にはなかったものになります。

この階段ができることによって、キッチンから2Fテラスへの導線が短くなり、

テラスに椅子やテーブルを出して、ゲストや家族と食事をする等、想像が膨らみ、

生活と外部空間がより密接なものへとなりました。

 

キッチンから2Fテラスに上がる階段

空間も1つの導線によってつながり、構成的にもかなり面白くなりました。

 

2Fテラス

こちらが2Fテラスです。

テーブルや椅子を広げるにも余裕のある広さがあります。

夜は、都会的な夜景も楽しめます。

さて、ここからは内部空間です。

こちらは玄関です。

 

左手には、座って靴を履けるようにベンチを製作。

壁の仕上は、銀もみが紙という和紙を貼っています。

光を受けると鈍く光る昔からある伝統的な素材です。

 

濃紺の壁は漆喰壁で、左官職人さんに調合して頂いた色です。

こちらは暗い色にはなりますが、

黒とは違い、濃紺は深海ように奥行感を感じる色なので、

その効果を狙って、よく使います。

 

正面のRに仕立てた壁にはニッチを作り、飾り棚としています。

 

また、組子障子と丸窓をどこか作りたいというご要望を頂きましたので、

R壁のエンドに組子障子をはめ、障子の向こう側に半円状の丸窓を作り、

中に照明を仕込んで丸窓を浮き上がらせる演出をデザインしました。

 

なかなか普段は使えませんが、組子障子を入れることによって、

空間の解像度がぐっと高まった気がします。

柄も多種多様にあり、既成サイズですと手が出せない程、高額ではなかったので、

またどこかで機会があれば使いたいと思いました。

 

こちらは、通常であれば、階段の踊り場に当たる部分ですが、

4畳ほどの空間を取り、ここも1つの居場所として作っています。

ソファーに座れば、窓から中庭が見え、リビングから程よい距離にありますので、

読書をしたり、昼寝をしたり、1人で静かに過ごす場所としてぴったりです。

 

右手は縁側、左手は子供部屋になります。

お施主様のご要望で、ボルダリングの壁と雲梯を設置しました。

建築工事で下地を入れておいて、あとは専門業者の方に設置して頂きました。

子供部屋は天井高さが3m程ありますので、見ている方は怖いですが、

垂直の壁なので、難易度はこれでも易しめなのだとか。。

 

こちらは、ダイニングキッチン。

右手には、中庭を見渡せる大きな大開口があります。

こちらの窓も図面を引いて大工さんにつくてもらったオリジナルの窓になります。

 

ちなみに、キッチン家具もシステムキッチンではなく、

こちらで図面を引いてデザインしたオリジナルです。

製作ですので、引き出しの奥行や高さ等も、

ご希望があれば、細かくヒアリングして自由に作成することができます。

 

ダイニング横にある階段を上がると、ソファースペースが広がります。

この階段も昇降の手段だけではなく、座ったりもできるので、

人が集まったときには、居場所になります。

 

こちらがソファースペース。

休日は、家族でソファーに寝転がって体を休めることが多いという話から、

数人寝転がることもできるソファーを造作家具で作りました。

 

天井はソファーに向かって低くなっており、

座ったときに居心地のよい高さになっています。

天井高さは高いところで190cm、一番低いところで150cm程度です。

数字だけ聞くと低すぎるのでは?!と思われるかもしれませんが、

実際に座ってみると、不思議とちょうどよいですよ。

このあたりもかなり意図的に設計しています。

 

ソファーの正面には、大型TVを壁掛けに。

ソファーで横になり、映画を見ながらゆっくり過ごせそうです。

 

TVの横の時計も、弊社オリジナル。

左官壁を背景にした時計で、空間に溶け込んでいます。

大き目に作っているので、リビングダイニングのどこからでも時間が確認できます。

 

天井は天然の木目シートを貼っています。

Rの複雑な形の天井なので、貼るのに苦労したそうです。。

 

ソファーの間から振り返りの写真です。

右手の壁は、見事な特殊左官仕上げ。

お施主様と左官職人さんでイメージをすり合わせて完成した力作です。

はじめは版築壁の予定でしたが、

途中から私たちの手を離れ、お施主様にディレクション頂きましたので、

私たちも完成するまでどんな壁に仕上がるのかドキドキでした(笑)

とても躍動感のある、力強い壁が完成しました!

 

左官壁の渡り廊下を抜けると、障子に囲まれた4畳半程度の空間があります。

どの部屋からも距離感があるので、一番静かに過ごせる空間です。

上げ下げ障子に3方囲まれており、

夜は中庭やリビングから見ると行燈のように浮かびあがるようにデザインしています。

 

ゲストルームとしても利用できますし、

テレワーク等、仕事スペースとしても使える空間となっています。

 

入口は躙り口のようなRの開口となっています。

左官壁は室内まで連続して、色が変化しています。

 

1Fに戻りますが、こちらが主寝室です。

L型にカウンターをまわして、ちょっとした書き物や読書もできるようになっています。

アルミサッシは障子で隠れるようになっており、窓からは庭の緑が楽しめます。

 

正面の壁は写真では分かりにくいですが、土壁の割れ壁です。

白い壁も調湿性のある和紙ですので、安眠できそうな空間に仕上がりました。

 

最後に、こちらが洗面・浴室の水回りです。

洗面右手には、製作で作った2連のバスタオル掛けがあります。

家族4人分が干せて、大判のバスタオルでも広げて干せるように設計しています。

浴室にも製作で物干しパイプを計画して部屋干しも可能に。

モザイクタイルはお施主様に選定頂いたものです。

洗面から浴室にタイルが連続するようにFIX窓もこちらでデザインしています。

 

浴室の外には、造園家に作庭頂いた坪庭があり、

照明はろうそくの火のようにゆらぎを再現した行灯が置かれています。

浴室のダウンライトには調光がかかっていますので、

明りを絞って、行燈の光で入浴すると一日の疲れがゆっくりと癒えそうな空間に仕上がりました。

 

いかがだったでしょうか。

こちらのおうちは、設計中に色々とお施主様から頂いたご要望をきっかけに、

私たちのアイディアもどんどん発展していたおうちでしたので、

設計中も楽しくお仕事させて頂きました。

お施主様とは、とても良い意味で協業できた住宅となったと思います。

 

この度はこのような機会を頂き、ありがとうございました。

 

!HOUSE-H竣工レポート!!

お久しぶりです…!

 

担当物件が竣工したのでブログブログ…と思って記事の管理をしていたら

前回の更新が去年の年末、、。

暑い夏を耐え、あっという間に寒くなり、今年の忘年会どうする?みたいな話題を所内でしてまして、え、もう一年経つの!?とビックリした早川です。

 

そんな今年の夏は日本でおそらく一番暑いであろう、埼玉で現場が進行しておりました。

夏の終わりに竣工し、竣工写真も撮り終えましたので、随時HPにアップしていきたいと思います!その前にブログにてご紹介させてください。

 

まずは外観から

2つの切妻屋根型のボリュームが連結していおります。

この手前のボリュームは中二階になります。

外観

手前に見える、土間コンは、よく街中でみかけるつるっとした「金鏝仕上げ」ではなく

「コンクリート洗出し仕上げ」というものになります。

コンクリートの中には小粒の石が入っておりまして、コンクリートが硬化するまえに水で洗出すことで、小粒の石を浮き出たせる手法です。

今回は職人さんに、たくさん洗出してください!とお願いしたところ

とてもよい雰囲気になりました!職人さん、ありがとうございます!

 

サビ加工された御影石の上をすすみ、アールが特徴的なポーチへ、、、

ポストはacaaおなじみの家型です✨

 

軒天と壁が大きなアールでつながっていたり、壁がアールでくりぬかれていたり・・

包み込まれる空間。

 

この塗り壁はモルタルにガラスを埋め込み少し掻き落としております。

ガラスの色は青と緑で、爽やかに✨

 

白地の塗り壁に青と緑、くりぬかれたようなアールの造形が相まって、私は勝手にギリシャサントリーニ島を想像しておりました(行ったことないですが・・・笑))



玄関へ入るとすぐ脇に謎の扉が…

 

開けると、姿見が登場します。

他の壁と同じような見た目にしつつ、インターホンのニッチともコンビネーションをする、、工務店と金物など協議し、イメージ通りに出来上がりました!(嬉しい!)

ちなみに、そんな大変なことをしないで、姿見を壁に素直に貼ればいいんじゃない?と思う方もいるかも・・・

ここは、各個室に向かう通過導線になるのですが、通るたびに自分の姿が見える、というのはなんだかストレスになりませんか?

出かける前に全身が確認できる場所にあり、かつ使うときだけ登場する、というようにしたくこのような形になりました!

 

一階は個室がつづきます。

階段を上って、中二階にいくと、ご主人のワークスペースかつ、寝室へ。

写真左側の壁は銀の襖紙、その他は濃紺の和紙になります。

二階のキッチン・ダイニング空間へ行く導線の途中に、がらっと雰囲気の変わった空間が登場します。

 

振り返り、二階へ。

 

 

階段を登り切った所から中二階を見るとこんな感じに↓

この切妻形状の天井に、濃紺の和紙、白のクロスが切り替わっている感じが、かっこいいなと思っています!

天井から吊り下がっているのは、カーテンレールになります。

 

キッチン・ダイニング空間↓

写真右手の白いパネルは「輻射式冷暖房」というもので

室外機で冷水または温水をつくり、パネルに循環させて空間の温度を調整します。

エアコンやヒーターのように風や温風が出てこないので、空調の風が苦手!という方には適した空調設備かと思います。

撮影時は夏でしたので、パネルに近づくと、少しひんやりと感じました。

輻射式冷暖房は、エアコンのようにつけたらすぐに空調が効くものではなく、ゆっくりとじわじわと空調していくものですので、一日中つけておくというイメージでしょうか。

急な温度変化は体にもお家にもよくないので、どちらにも優しい空調です♪

 

また、このお家ではガラスブロックを採用しました。

ガラスブログを介して入ってくる柔らかい光がとても心地よいです。


今回も紹介ポイント盛り沢山なおうちになりました~☺

以上、HOUSE-H竣工レポートでした!

House-I竣工レポート

横浜House-Iが昨日、竣工しました!

新居でクリスマスと新年を迎えられるというのは気持ちがよいですね✨

さっそく写真多めで、竣工レポートをお送りさせていただきます!

 

旗竿敷地を進んでいきますと

丘で造られたアプローチが迎えてくれます。

どうしても地面と建物は5,60cmの段差が生まれてしまいます。

コンクリートを打って、タイルで仕上げることもありますが

今回は、丘を作って段差を解消しています。

 

 

引渡し日に植栽屋さんに入ってもらい木を植えてもらいました。

木が入ると一気に奥行感がでてきます。

玄関は写真中央右のデッキ空間です👆

 

離れからみたデッキ空間

半屋外のリビングですね。

リビングの延長の空間になるので、床とデッキがフラットになるように、ディテールを考えました!

このデッキ空間を伝って「離れ」にいきます。

 

リビング空間は暖かいチークカラーでインテリアでまとめておりますが

「離れ」はブラックと濃紺のシックなインテリアにしています。

 

床の間のように長押を造って遊んでみました。

黒皮鉄の素材感が◎

 

↑(斜めの壁と、その横のボリュームは収納、エアコンボックスになってます)


広さは4畳、天井高さは185cm

コンパクトですが、正真正銘の離れですし(笑)落ち着きがあり、特別感のある空間です✨

 

キッチン、リビング空間です↓

 

アイランドキッチン↓

 

真鍮でできたペンダントライトはお施主さんセレクトです。

暖かいインテリアカラーにばっちりです。

 

そしてこのダイニングは吹き抜け空間になっています。

 

リビングから中二階を見る↓

 

キッチンの勝手口をでるともう一つ、デッキの半屋外空間が。

半屋外なので、季節によっては食材を置いたり

パントリー的な役割でキッチンを補完しています。

 

そしてこのデッキ空間を伝って、洗面・浴室へいきます。

洗面と浴室を合わせて4.5畳ほどの離れでして

白木を基調としたインテリアにしております。

 

高野槙とグレーのタイルを使用し、旅館のような雰囲気の浴室に。

リビング空間から、一度外へでてから向かう浴室は特別感があります。

 

そしてリビングから見える大階段を上ると中二階へ。

スキップフロアの家です。

 

踊り場からみた中二階↓

お隣さんのお庭がちょうどよい借景になっていまして

松や梅がみられます。

このフレームレスな出窓は

L型やコの字型のスチールの部材を組み合わせて溶接をし、枠を作っています。

 

踊り場を見る↓

 

踊り場に「畳」を。

通常であれば通過導線となってしまいますが、すこし広さを造って

床の仕上げを変えてあげるとつい、座ったり寝っ転がったりしたくなります。

 

そこにイサムノグチのペンダントライトを。

ほっこりします。

 

 

そして二階に上がると、個室があります。

個室の掃き出し窓から外を出ると、デッキが敷かれた屋上が!

この屋上は離れと洗面所の屋根の上になります。

(結構複雑なプランの家なのです…)

日当たりがとても良いので、布団を干したり、、、etc

スタッフの立石は日向ぼっこしてました。笑

 

和紙と名栗のフローリングの個室があったり

(最近、名栗のフローリングが人気です。裸足で歩くと気持ち良いですね)



デザインガラスで囲まれた洗面があったり

二階もバラエティーに富んでます。

 

デザインガラスの納まりは岸本さんにダメ出しをくらいながら(笑)

何度もスケッチを描いて、大工さんにお願いしました。

きれいに納まって嬉しいです。(懐かしいですね…)

 

中二階からみるとこんな感じになっています↓



そしてこのお家には屋上にあがるためのペントハウスがあります。

イサムノグチペントハウスの天井から高さ3mほど吊っています)

 

階段を上がって振り向く↓


私はコックピットみたいだなと感じております。

こちらのフレームレスなガラスも出窓と同様、スチールで造ったオリジナル窓です。

 

屋上からみるとこのようになっております↓

 

遠くの緑を一望できる屋上です。

こちらにも幅広の階段がありまして、腰掛けることができます。

 

離れが2つにスキップフロア、吹き抜け、ペントハウスに屋上、、

とてもバラエティーに富んでいます!

 

どのように住まわれるのか、とても楽しみなお家です。

この度はご依頼いただきありがとうございます!!

 

今年はこのブログで最後となります。

来年はもう少し更新頻度を上げたいですネ、、

 

良いお年をお過ごしください。

 

 

 

 

 

House-I上棟・現場進行中

お久しぶりです。早川です。

 

前回の葉山でのレポートから時間が経ってしまいましたね…。

今回は、現在進行している私の担当プロジェクトを紹介させていただきます。

 

横浜のHouse-Iは8月頭に上棟しまして絶賛、現場進行中です。

横浜にある事務所ですが、意外と?横浜のプロジェクトは多くないんですよね。

 

上棟時の様子です↓

 

なんとも分かりづらい全体像・・。

というのも、正面に見えている建物だけではなく

小さい「離れ」が2つこの大きなボリューム(母屋)に接続されています。

一つの離れは、手前の車の運転席あたりに隠れています。。

 

さらに、この母屋の中は

吹き抜けによってさまざまな空間が接続されています。

 

さらにさらに、このお家にも屋上空間が!

 

大工さんが7~8人集まって、上棟作業を進めてくれます。

↑の写真は屋上をつくっている様子です。

 

正面の写真をみると一見、陸屋根の家に見えますが、一部勾配屋根もあります。

屋上からの景色も確認できました。

広い空と遠くの緑が見渡せますね。

 

どういった屋上かは、竣工レポートにてお楽しみに♪

 

 

上棟後は、構造金物を設置し、給水、電気などの設備配管を進めていきます。

 

こちらは、壁からどのくらいの位置にペンダントライトを設置するのが良いか‥と

岸本と電気屋さんが現場で長尺を垂らして、確認しております。

 

机上やCGであれこれ考えているより、現場ができておりますので!

現場でシュミレーションするのが一番よいですよね。

 

ちなみにここはたかーい吹き抜け空間になります。

 

こんな様子で毎週現場に行き、大工さんやその他職人さんと現場の進め方について議論をしております。

現在は、壁に石膏ボード貼られており、だんだん家らしくなってきました。

 

いろんなことに取り組んでいるお家なので、竣工が楽しみです♪

それではまた、ご報告させていただきます!

 

葉山でのひととき

梅雨もあけ、あっという間に真夏ですね🌞

みなさま、猛暑には大変お気を付けてお過ごしください。

 

先日「海と空」のお施主さまから

シーズン絶頂期の葉山にて、BBQと花火大会にお誘いいただきました!

竣工一年を迎えたお家です。

 

BBQの様子↓

 

計画したウッドデッキがBBQをするのにちょうど良いサイズ!

設計者としては嬉しい限りです。

 

七輪の下に敷いてある石は、工事中に地中からでてきたもので

焼き台として使えるのではないかというお施主さまのアイデアから外構屋さんにお願いして設置したものです。本当に焼き台ピッタリ♪

美味しいお肉やお野菜、ビールをたくさんいただきました!

 

竣工一年の様子↓

アプローチはお施主さんにお花やウッドチップを蒔いていただきまして

メルヘンな佇まいに。よくカフェと間違えられるそうです笑

夕景↑

たしかにカフェと間違えそうですね💦

 

レモンやブルーベリー、オリーブなど実のなる木を何本か植えておりまして

さっそく実がなっておりました。収穫の時期が待ち遠しいですね。

(※写真取り忘れてしまいました💦)

 

TM9(芝生)は普通の芝より緑が濃いものでして、こちらもとても青々としておりました!

個人的にはこの斜面と、基礎と土留めのコンクリートのコントロールが難しかったので

この佇まいがとても気に入っております。

 

ランガンバツのデッキは通常、一年でグレーになってしまうのですが

お施主様の手入れのおかげで、木の色を保っておりました。

 

海が徒歩一分ですので

夕方には海へGO!!!!

これが、「SUNSETBEACH」というやつだー!!!

とスタッフ一同、大はしゃぎ笑

普段、東京・横浜圏内で生活しているものですから、海をみる機会がほとんどありません…

とても綺麗でした。次回行くときは水着をもっていこうと思います笑

 

そして、お待ちかねの特等席での花火大会🎆

屋上に上がって、海岸から上がる花火をビール片手に…

去年、引き渡しの時もちょうど花火大会をこの場所で見ることができまして、担当者としては感慨深いものがございました。

 

「海と空」海も楽しめて空も感じられる、名前の通りのお家です♪

 

BBQ、花火と海、一日でとても豪華な体験をさせていただきました!

この度はお誘いいただき誠にありがとうございます。

 

 

竣工レポート!!!!

お久しぶりです。早川です。

気付いたら桜も散ってしまっていて、月日のはやさに日々びっくりしております

acaaにも新しいスタッフが入ってくるなど、なんとなく年度初めを感じております。。

 

さて、お久しぶりに竣工したお家をご紹介させてください。

東京の郊外の二世帯住宅です。

 

まずはアプローチからいきましょう!

 

格子戸を開けると踏み石がこのお家の特徴の一つ、デッキ階段までアプローチしてくれます。

二本の金属柱も象徴的に立っております。

 

今回は造園屋さんにすてきなお庭をつくってもらいました。

毎日、家に帰るのが楽しみになりそう♪

 

一階には縁側が。

お庭をみながら、ゆっくりお茶でもできそうです。

庇が掛かっているので、日本家屋的な籠り感、安心感があります。

 

外壁は焼杉と藁入りモルタルのコンビネーションです。

ランガンバツのデッキと外壁がそろったこのアングル。

自然素材はぬくもりを感じますね。

自然ものなので、ずっと同じ状態ではないのですが、月日とともに変わっていく様も愛着がわきそうです。

ちなみに玄関の開き戸も木製です。

 

デッキ階段の脇と家の裏庭↓

植栽と格子の影がすてきな雰囲気♪

 

 

 

一階は黒を基調とした、落ち着いた空間です。

天井は妻形にしています。天井に高低差を付けることで、高揚感・高さを感じられます。

 

 

浴室はacaaでおなじみの高野槙のお風呂です。

浴室自体はあまり広くはないのですが、ユニットバスより広く感じるとお施主さまがおっしゃっておりました。わたしも確かに!と実感しました!(もちろん岸本の狙い通りです)

 

 

トイレと洗面所はお施主さまがご選定した、ローラアシュレイの壁紙です。

黒の造作家具との相性もばっちりでした★

 

 

 

一階にはアトリエもあります。

お仕事場なのでたくさん収納できるよう、棚が沢山あります。

机に座ると、すてきなお庭が見えますので仕事もはかどりそう‥!

 

キッチン↓

 

 

 

二世帯住宅ということで、外のデッキ階段の途中に玄関がもう一つございます。

NewLightPotteryの真鍮ブラケットが信楽焼の洗面器と濃紺の空間を灯してくれます。

雰囲気がガラッとかわりますね。

 

 

 

玄関兼、階段室となっていまして、一階と二階をつなげる空間でもあります。

階段をあがるとアーチの開口がお迎えしてくれます。

 

 

キッチンダイニングへ。

写真左側にみえるのは、外のデッキ階段です。

 

デッキ階段の頂上の屋根は、開口となってまして

キッチンダイニングに光を差し込んでくれます。

 

このデッキ階段、昼間ももちろんなのですが夜がとてもすてきなんです。

写真があまりよくなくて申し訳ないのですが

デッキにぽつぽつと光る照明が縦格子と、左官壁の凹凸感、を照らしてくれます。見上げると夜空、ベンチに腰掛けて一日の終わりにビール…なんて少し妄想してしまいました笑

すこし温かくなってきた、これからの季節は最高なのではないでしょうか。

 

二階のキッチン↓

壁と同系色のタイルが良いアクセントになっております。

 

ダイニングを振り返って、玄関を見ると

このお家の中心にそびえ立つ丸柱が。

 

反対側からみる↓

 

家の端から端まで視線が通り抜けますね。

方形屋根の勾配をそのまま生かした天井となっております。

ダイニングからみると、紺色の空間や、個室がこの大きな天井空間を介して繋がっているのがお分かりいただけますでしょうか…?

この大きな方形屋根が二世帯を包み込んでくれるような、そんなお家です。

 

丸柱には可愛らしいソラマメ型テーブル。

どの方向からも座れるように脚はなるべく少なく。

二本脚で簡単に自立しているように見えますが、実は色々思考錯誤しております。

 

他には灰色の和紙を貼ったトイレや

 

白を基調としたお部屋があったり

様々な空間をもったお家です。

 

今は二世帯ですが、その次、さらにはその次の世代まで活躍してくれることを願っております。

今回はご依頼いただき誠にありがとうございました!

 



 

 

 

あけましておめでとうございます!

 

早いもので2023年ももう2月…

ちょっと遅くなってしまいましたが、去年の忘年会についてお届けしま~す🍷

 

今年はご縁がありまして約二年前に竣工した逗子にあるHouse-Kにて忘年会を開催させていただきました!

House-K 竣工レポートはこちら!👇

acaa.hatenablog.com

 

 

撮影で別のスタッフが伺った際、おいしいお酒とお食事をいただいたと話していてとても羨ましかったので、忘年会のお誘いが来たときには、やったー!とこの日を待ち遠しく思っていました。

 

今回はOGの赤池さんと丸伊さんもお誘いしました。

 

こちら旗竿の土地で、10mほど細い路地を歩くとインナーテラスが見えます。

旗竿のアプローチ

 

ここで靴をぬぎますと

岸本さんが大判用紙に原寸で描いて大工さんに加工してもらったという、うねうねカウンターが迎えてくれます

 

 

 

将来ちょっとしたお店をやりたいということで、キッチンがお家の中心にあります。

今は不定期でお酒のワークショップなどをやっているそうです!

 

座るとこんな感じです。

隣との距離が近い感じがしました!

 

写真の奥の方には大量の酒瓶が・・・・

このお家には広さ2畳ほどのワインセラー🍷がございます。

そこからご主人がお酒を選び、いろいろな種類のお酒をふるまっていただきました!

 

タモ集成材のカウンターは日々使い、水拭きすることで木が引き締まってきます。黒の塗装ということもあり、磨かれたようにツヤツヤすべすべしておりました!

 

お料理もとてもおいしく、さらにお皿がどれもすてきでした。。

こちらは沖縄の作家さんのお皿だとか。(中身は炊き込みご飯です。おかわりしちゃいました)

手作り味噌のお味噌汁が、たくさんお酒を飲んだ身体を癒してくれました笑

 

ワインはacaaで醸造棟を設計したヒカルファームのピノノワールやロゼをいただきました。

www.ac-aa.com

 

とても人気のワインでして入手が困難だそうです・・・!

貴重なワインをいただきありがとうございました!!!こうやってお施主さん同士でつながりを持っていただくというのは、とてもうれしいことですね~

 

他にも日本酒、梅酒、ビールとたくさんのお酒を振舞っていただきました。

日本酒に関しましては、え、これ日本酒なの???!という不思議なものから、定番のものまで。概念を覆えされました・・・

 

 

同じワインを違う形のグラスで飲む

ワイングラスの形によって、同じワインでも味が違うということを

聞いたことがあったのですが、比較する機会がなく・・

それぞれどんな味になるのか、ご想像にお任せします笑

 

個人的にはお酒は好きでして

日本酒ひとつにしてもたくさん種類があって、どう嗜めばよいのかと最近、悩んで?(笑)いたところ、このような機会をいただきました。ありがとうございます!

 

お酒の話ばかりですみません‥‥💦

 

お酒の話や、設計秘話などお話していましたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。

この度は貴重な機会と楽しい会を開催していただき、ありがとうございました!

 

こちらの竣工写真をHPにアップしておりますので、ぜひご覧ください。

作品名は「helium」です★

www.ac-aa.com