お久しぶりです。早川です。
気付いたら桜も散ってしまっていて、月日のはやさに日々びっくりしております
acaaにも新しいスタッフが入ってくるなど、なんとなく年度初めを感じております。。
さて、お久しぶりに竣工したお家をご紹介させてください。
東京の郊外の二世帯住宅です。
まずはアプローチからいきましょう!
格子戸を開けると踏み石がこのお家の特徴の一つ、デッキ階段までアプローチしてくれます。
二本の金属柱も象徴的に立っております。
今回は造園屋さんにすてきなお庭をつくってもらいました。
毎日、家に帰るのが楽しみになりそう♪
一階には縁側が。
お庭をみながら、ゆっくりお茶でもできそうです。
庇が掛かっているので、日本家屋的な籠り感、安心感があります。
外壁は焼杉と藁入りモルタルのコンビネーションです。
自然素材はぬくもりを感じますね。
自然ものなので、ずっと同じ状態ではないのですが、月日とともに変わっていく様も愛着がわきそうです。
ちなみに玄関の開き戸も木製です。
デッキ階段の脇と家の裏庭↓
植栽と格子の影がすてきな雰囲気♪
一階は黒を基調とした、落ち着いた空間です。
天井は妻形にしています。天井に高低差を付けることで、高揚感・高さを感じられます。
浴室はacaaでおなじみの高野槙のお風呂です。
浴室自体はあまり広くはないのですが、ユニットバスより広く感じるとお施主さまがおっしゃっておりました。わたしも確かに!と実感しました!(もちろん岸本の狙い通りです)
トイレと洗面所はお施主さまがご選定した、ローラアシュレイの壁紙です。
黒の造作家具との相性もばっちりでした★
一階にはアトリエもあります。
お仕事場なのでたくさん収納できるよう、棚が沢山あります。
机に座ると、すてきなお庭が見えますので仕事もはかどりそう‥!
キッチン↓
二世帯住宅ということで、外のデッキ階段の途中に玄関がもう一つございます。
NewLightPotteryの真鍮ブラケットが信楽焼の洗面器と濃紺の空間を灯してくれます。
雰囲気がガラッとかわりますね。
玄関兼、階段室となっていまして、一階と二階をつなげる空間でもあります。
階段をあがるとアーチの開口がお迎えしてくれます。
キッチンダイニングへ。
写真左側にみえるのは、外のデッキ階段です。
デッキ階段の頂上の屋根は、開口となってまして
キッチンダイニングに光を差し込んでくれます。
このデッキ階段、昼間ももちろんなのですが夜がとてもすてきなんです。
写真があまりよくなくて申し訳ないのですが
デッキにぽつぽつと光る照明が縦格子と、左官壁の凹凸感、を照らしてくれます。見上げると夜空、ベンチに腰掛けて一日の終わりにビール…なんて少し妄想してしまいました笑
すこし温かくなってきた、これからの季節は最高なのではないでしょうか。
二階のキッチン↓
壁と同系色のタイルが良いアクセントになっております。
ダイニングを振り返って、玄関を見ると
このお家の中心にそびえ立つ丸柱が。
反対側からみる↓
家の端から端まで視線が通り抜けますね。
方形屋根の勾配をそのまま生かした天井となっております。
ダイニングからみると、紺色の空間や、個室がこの大きな天井空間を介して繋がっているのがお分かりいただけますでしょうか…?
この大きな方形屋根が二世帯を包み込んでくれるような、そんなお家です。
丸柱には可愛らしいソラマメ型テーブル。
どの方向からも座れるように脚はなるべく少なく。
二本脚で簡単に自立しているように見えますが、実は色々思考錯誤しております。
他には灰色の和紙を貼ったトイレや
白を基調としたお部屋があったり
様々な空間をもったお家です。
今は二世帯ですが、その次、さらにはその次の世代まで活躍してくれることを願っております。
今回はご依頼いただき誠にありがとうございました!